やっぱり「家に帰ろう」

連日の猛暑も朝晩はひんやりしてきましたね。気が付けば今年も終盤戦、皆さんの今年の目標の進捗度はいかがでしょうか?

「在宅支援」これが私の通年の目標です。が、しかし現実は悲しいまでも安易に施設入所、もう少し専門職の創意工夫があってもいいはずと遺憾に思うケースが無数にあります。本人は一貫して「家にいたい、帰りたい」なのに望まない「施設入所」、これって人権侵害ではないでしょうかね。

確かに、在宅の要の在宅医療サービスが乏しいのがその大きな原因なのだと思います。首都圏では在宅療養支援診療所が充実して、拡大傾向にあり、この大月でも在宅診療が浸透してくるのは時間の問題と思っていますが。私どもNPO法人ラクーダも数年後には医療事業に参入します。在宅支援の砦と考えられる「医療」を充実させます。そして「家に居たい帰りたい」を叶えます。それは他人事ではなく必ずやってくる自分自身の叫び声だからでもあります。

この夏、一つ歳をとりました。アラ還ですが精神年齢は18歳のお年頃です。子供は4人おりますが長男は私のことです。長男の背中を見て兄弟は育つ。まだまだチェレンジは続きますので乞うご期待!                          

 

さっちゃんちの宿泊

シェアハウス・さっちゃんち(住宅型ホスピス)の稼働を始めて3カ月ほど経ちます。主に宿泊の利用が中心で昼間は隣接のナーシングホーム猿橋で過ごすして頂き、両施設で一体的に運営することで利用者さんの個々のペースを尊重するケアが可能となりました。例えば、大勢の人が集まる場所が苦手な利用者さんの場合はシェアハウス・さっちゃんちで過ごしていただくことで、その人に合った環境を提供することができます。(下の写真:宿泊の利用者さんをナーシングホーム猿橋からさっちゃんちへ移動している様子)

減速っう

相変わらず暑い日が続きますが、9月に入り秋の気配がチラホラ感じられますね。

施設内は空調が効いており快適です。国の推奨する28℃に室温を設定しておりますが、湿度が高めの時は蒸暑く感じます。その時には湿度計を確認しながら室温を調整しております。

中には温度設定を23℃で冷え冷えするくらいガンガンエアコンを回しているスタッフがおり注意したことがありました。確かに動いているスタッフにとっては28℃は快適ではないのかも知れません。ディスクワークと違い動くことの多いこの仕事は夏のこの時期、汗だくです。なので23℃にしてしまうのでしょう。これでは、利用者さんにとっては冷え過ぎで体調を崩しかねません。我々スタッフはあくまで黒子役です、主人公は利用者さんなのですからね。

それから忘れてはならない大切な視点に環境への配慮です。地球温暖化は人類にとって脅威です。便利、快適……人間にとって都合のいい欲求は環境へのダメージがはかり知れませんね。巷では猫も杓子も「SDGs」ですが、行動が伴っていませんね。紋所のように胸にSDGsのバッジを着けて経済成長、GDPなど持論を展開する先生方もおられますが、いかがなものでしょうか。経済停滞、減速、リセッションなど後退を意味する言葉はお偉方にとっては禁忌なのでしょうか。ただ救われるのは、最近の書籍に「減速」を意味するワードが前に出てきたことです。このままでは地球が人類が危ないと危機感を持ち発信する識者が多くなってきた左証です。資本至上主義の限界も多くの識者が異口同音に語っています。このコロナ禍がきっかけで異常な貧富の格差問題も露呈しましたね。このままでは格差が広がるばかりで、ほんの一部の超富裕層が富を独占し、飢える者はますます飢える。これが資本至上主義の現実です。政治家にとっても資本家にとっても都合のいい現実なのです。だから現状はなかなか変えられないのです。この危機を救うのは資本至上主義にどっぷり浸かり麻痺してしまった政治家や資本家ではなく、その対極にいる心ある人々ではないでしょうか。

ガンガン空調の効いた部屋でのんびりしている間、地球は痛んでいることをお忘れなく。