なんだかなぁ~

3年毎に行われる介護保険改定(改悪)の動きが大詰めを迎えています。中でも介護保険料の自己負担原則2割の要求が財務省から強く圧力がかかって前回の改定でももめた末に見送られた経緯がありましたが、今回はどう出るでしょう。

しかしそもそものお話なのですが、介護保険料は40歳から皆さん支払っていますよね。それは自分が介護を受ける側になったときに必要だからですよね。一般的に「保険」は将来起こりうるリスクに対しての備えのはずです。が、国は介護保険の自己負担を倍にしようと目論んでいます。他に削るべき無駄な歳出がごまんとあるのに弱くなった高齢者を狙い撃ちですかね。年をとっても安心できる国じゃないですね。だから高齢者は不安なのでお金を使わずにため込むわけですよ。一体何のための「保険」なんでしょうか、将来のリスクの備えなのにその意味を為さなくなっていませんか。

もう一つなんだかなぁ~、物価高騰です。日銀の「物価目標」ってヘンテコ、物価が上がれば国民が豊かになる? あり得ないでしょ? おかしくないですか? 高名な経済学者の先生方も異口同音に物価目標を語っておりますが、いつの時代の経済学なのですかとお尋ねしたくなります。物価が上がれば給与が上がる……でも実質所得はどうなりますか? 簡単な算数の問題ですが。永遠に物価も経済も給与も右上がりはどう考えてもあり得ませんよね。もうそろそろ成熟期の世界を描いて底なしの人間の欲望に少し、否、急ブレーキを掛けて自滅を回避しましょう、手遅れにならないうちに。