団塊の世代が来年には後期高齢者になりますね。人生100年時代と言われて久しいですが、少子高齢化で支える側は少なく今後どうなることでしょうか?
外国人材が入ってくるのは時間の問題でしょうが、果たして「安いニッポン」を外国人は選択するかなぁ。
高齢化は世界でも日本が最悪で、日本はそれにどのように対応していくのか注目されておりますよね。人材が逼迫している中、どう手当てするのか。
多分、僕の想像ですが、あらゆる産業で今後増々デジタル化が進み、すると余剰人員が出るかもです。ただ、その余剰人員を使ってガラクタを作るような商売が出るかもとは思いたくはありませんが。ガラクタ産業に人材を吸収されなければ、医療や介護の世界に人材が流入ってことも期待できそうかな? そもそも、高齢に対する人の意識が変容してこなければそれも望めませんね。所詮、他人事ですから、残念ながら人間って危機が差し迫って来ないとなかなか意識の変容は望めないようです。それも、喉元過ぎれば熱さを忘れるの如しですからね。
人間の諸行というか。ただもうね気付いてよっていい加減、目覚めろ!って叫びたいですホント。
人として大切なものは何???
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天災は忘れたころに
正月早々から大変な災害がありました。
被災されて亡くなられた方、避難を余儀なくされている方々には心よりお見舞い申し上げます。
災害列島ニッポン、いつどこで災害が起きてもおかしくない国に私たちは住んでいます。「まさか」という想定外はありません。災害はいつでもどこでも起こり得るという覚悟を決めて日々を過ごすことが、少しでもダメージを緩和する生き方につながるように思いますがね、どうでしょうか、仙人みたいかなぁ? 仙人みたいでもいいですけど。
ただ、「天災は忘れたころにやってくる」とあるように、普段はそんな嫌なこと頭にないですよね。「人はいつか必ず死ぬ」そんなことわかってるのと同じですね。でも、若くて(若くなくても)健康な時は誰もそんなこと考えません。
核家族化が極端に進み人が年を取ることも、そして死んで行く様子さえも目にしなくなった今の子供たちは老人を汚い者、人の死なんて自分には関係ないし見たこともない、そんなもの別世界のこと……悲しい現実です。
大きな災害の度に繰り返し思い起こされる「死生観」……そしてまた忘却の彼方へ。
新年あけましておめでとうございます。
今年の干支は「辰」ですね。十二支の中で唯一想像上の動物です。辰と言うと上にぐんぐん上昇するイメージがありますが、高度成長時代ではない現代に生きる私たちには、少しピンとこないかも知れませんよね。
ただ、個人として、人として成長するという意味ではあり得ますね。その意味ではいくらでも成長するチャンスは今の世の中には意外と用意されていると思いますよ。
私たちが今どっぷり浸かっている情報化時代、既に空気のような存在なので意識しなければ気付かない程に私たちの生活に溶け込んでいますね。ただ、この情報の洪水の中でご自分の心の中に響くものがどれだけあるでしょうか。多分、あなたが求めている情報だけしか入って来ないと思います。
ご自分が一体、何を求めているのか、自分の心にどんなチャンネルを持っているのかで情報の価値は全く違ったものになると思います。
今年の初めにどんなチャンネルを持ち辰のように天高く昇っていくのか、「一年の計は元旦にあり」そんな機会にしていただければと年初めに思いました。
今年も、バカバカしくどうでもよいことをつらつらと投稿して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
幸せは歩いて来ない
光陰矢の如し……あっという間の一年でしたね、毎年この時期になると、つくづくそう思います。 コロナ禍が落ち着いてきて、生活も元に戻った感がありますが、このコロナ禍を経験して社会は何が変化したのでしょうか。今後も感染リスクは終わることなく続くでしょうし、温暖化で新たな感染症も出てくるでしょうね。 来年はどんな年になるでしょうか。
誰もが幸せになりたい思いは同じです。よく言われるように幸せを追いかけると幸せは逃げるものだ、と。幸せは求めるものではなく、後からついて来る。一生懸命に人のためと血の滲む思いで必死に生きてきたその足跡に花が咲く。必死の本人にその花は決して見えないけど、歩いてきた自分の道のりを振り返ったときに、初めて目にすることができるのだと思います。
振り返ったときに「いい人生だったな」と思える生き方を望んでも、今を生きている時点で幸せを感じるよりも世の理不尽を嘆く自分を感じ、絶望の淵に沈んでる姿を目にすることの方がずっと多いでしょうね。
ただ、それを飲み込み、更に高みを目指せるかor腐るかの何れかでしょう。残念ながら前者を目指す志高き人は稀です。
どんな理不尽な世にあっても、泥池に凛と咲く蓮の花の輝きを目指したいものです。
年末のこのひと時、是非、ご自分を見つめ直す時間を作ってください。そして、悔いが残る年であったとしても、それをバネに腐ることなく飛躍のエネルギーに変える自分を鮮明に心に描きましょう。
今年も拙文をご覧頂きありがとうございました。みなさま、よいお年を。
なんだかなぁ~呆れ
晩秋となりました。辺りは一気に秋の装い、木枯らしが落ち葉を秋空に舞い上げています。ちらほらクリスマスの飾り付けを目にするようになりました。今年も残すところ僅かになりましたが、今年の目標の達成度はいかがでしょうか?
私どもの介護業界で気になるのは「処遇改善」、国は「6,000円」の賃上げでどうぉ?みたいなことをほのめかしてますが、こちらとしては「ふざけるな!」バカヤローです。何を勘違いしてるんだいこのド阿呆、呆れます。どこに富みを集中して、どのように分配してるんだい!何かが狂ってますよね「新自由主義経済」だか何だか。ほっとけば経済が上手くいくとでも考えているのでしょうか、格差社会を助長するだけの無策な政治、当てにならない経済予測、誰も幸せにしないGDP。なんだかなぁ~……呆れ。
長かった夏&熊さん
11月に入って、それも半ばになってようやく夏が終わったって感じですね。もう立冬過ぎてますし、夏からいきなり冬ですか。皆さんもこの異常気象を身をもって感じておられると思いますが。
そろそろインフルエンザのシーズンインです。幸い、弊施設では今年コロナの発生はありませんでしたが、W感染リスクも覚悟しておかなければなりません。ただ、私どもは昨年クラスターを経験しておりますので、何がポイントなのかそれなりに学んだ経験値が2つほどございます。先ず1つ目、それはどんなに頑張っても感染は防げないことを覚悟する腹の括り方ができるかどうか、です。無責任のようですが、覚悟を決められずあたふたして頓珍漢なことをしでかすよりも、限りなく正解に近いようです。2つ目は、罹患者の解熱です、簡単ですがこんな感じかな。
今季はどんなW感染が吹き荒れるのでしょうか。毎日の手洗い、次亜塩素酸ナトリウムの床清掃など徹底していますが、ウイルスはいつでもどこからでも入り込みますからね。用心するに越したことはありませんが、感染してしまったらどうしたら良いかを考えた方が慌てないで済むと思います。
外に出れば熊さんがうろついているし、べつに熊さんが悪いわけでもないけど、人間サマが悪者に仕立ててしまっているようです。長い夏も熊さんの出没も環境破壊が元凶との報告もありますが環境を破壊したのは誰だっけ?
なんだかなぁ~
3年毎に行われる介護保険改定(改悪)の動きが大詰めを迎えています。中でも介護保険料の自己負担原則2割の要求が財務省から強く圧力がかかって前回の改定でももめた末に見送られた経緯がありましたが、今回はどう出るでしょう。
しかしそもそものお話なのですが、介護保険料は40歳から皆さん支払っていますよね。それは自分が介護を受ける側になったときに必要だからですよね。一般的に「保険」は将来起こりうるリスクに対しての備えのはずです。が、国は介護保険の自己負担を倍にしようと目論んでいます。他に削るべき無駄な歳出がごまんとあるのに弱くなった高齢者を狙い撃ちですかね。年をとっても安心できる国じゃないですね。だから高齢者は不安なのでお金を使わずにため込むわけですよ。一体何のための「保険」なんでしょうか、将来のリスクの備えなのにその意味を為さなくなっていませんか。
もう一つなんだかなぁ~、物価高騰です。日銀の「物価目標」ってヘンテコ、物価が上がれば国民が豊かになる? あり得ないでしょ? おかしくないですか? 高名な経済学者の先生方も異口同音に物価目標を語っておりますが、いつの時代の経済学なのですかとお尋ねしたくなります。物価が上がれば給与が上がる……でも実質所得はどうなりますか? 簡単な算数の問題ですが。永遠に物価も経済も給与も右上がりはどう考えてもあり得ませんよね。もうそろそろ成熟期の世界を描いて底なしの人間の欲望に少し、否、急ブレーキを掛けて自滅を回避しましょう、手遅れにならないうちに。
やっぱり「家に帰ろう」
連日の猛暑も朝晩はひんやりしてきましたね。気が付けば今年も終盤戦、皆さんの今年の目標の進捗度はいかがでしょうか?
「在宅支援」これが私の通年の目標です。が、しかし現実は悲しいまでも安易に施設入所、もう少し専門職の創意工夫があってもいいはずと遺憾に思うケースが無数にあります。本人は一貫して「家にいたい、帰りたい」なのに望まない「施設入所」、これって人権侵害ではないでしょうかね。
確かに、在宅の要の在宅医療サービスが乏しいのがその大きな原因なのだと思います。首都圏では在宅療養支援診療所が充実して、拡大傾向にあり、この大月でも在宅診療が浸透してくるのは時間の問題と思っていますが。私どもNPO法人ラクーダも数年後には医療事業に参入します。在宅支援の砦と考えられる「医療」を充実させます。そして「家に居たい帰りたい」を叶えます。それは他人事ではなく必ずやってくる自分自身の叫び声だからでもあります。
この夏、一つ歳をとりました。アラ還ですが精神年齢は18歳のお年頃です。子供は4人おりますが長男は私のことです。長男の背中を見て兄弟は育つ。まだまだチェレンジは続きますので乞うご期待!
さっちゃんちの宿泊
シェアハウス・さっちゃんち(住宅型ホスピス)の稼働を始めて3カ月ほど経ちます。主に宿泊の利用が中心で昼間は隣接のナーシングホーム猿橋で過ごすして頂き、両施設で一体的に運営することで利用者さんの個々のペースを尊重するケアが可能となりました。例えば、大勢の人が集まる場所が苦手な利用者さんの場合はシェアハウス・さっちゃんちで過ごしていただくことで、その人に合った環境を提供することができます。(下の写真:宿泊の利用者さんをナーシングホーム猿橋からさっちゃんちへ移動している様子)
減速っう
相変わらず暑い日が続きますが、9月に入り秋の気配がチラホラ感じられますね。
施設内は空調が効いており快適です。国の推奨する28℃に室温を設定しておりますが、湿度が高めの時は蒸暑く感じます。その時には湿度計を確認しながら室温を調整しております。
中には温度設定を23℃で冷え冷えするくらいガンガンエアコンを回しているスタッフがおり注意したことがありました。確かに動いているスタッフにとっては28℃は快適ではないのかも知れません。ディスクワークと違い動くことの多いこの仕事は夏のこの時期、汗だくです。なので23℃にしてしまうのでしょう。これでは、利用者さんにとっては冷え過ぎで体調を崩しかねません。我々スタッフはあくまで黒子役です、主人公は利用者さんなのですからね。
それから忘れてはならない大切な視点に環境への配慮です。地球温暖化は人類にとって脅威です。便利、快適……人間にとって都合のいい欲求は環境へのダメージがはかり知れませんね。巷では猫も杓子も「SDGs」ですが、行動が伴っていませんね。紋所のように胸にSDGsのバッジを着けて経済成長、GDPなど持論を展開する先生方もおられますが、いかがなものでしょうか。経済停滞、減速、リセッションなど後退を意味する言葉はお偉方にとっては禁忌なのでしょうか。ただ救われるのは、最近の書籍に「減速」を意味するワードが前に出てきたことです。このままでは地球が人類が危ないと危機感を持ち発信する識者が多くなってきた左証です。資本至上主義の限界も多くの識者が異口同音に語っています。このコロナ禍がきっかけで異常な貧富の格差問題も露呈しましたね。このままでは格差が広がるばかりで、ほんの一部の超富裕層が富を独占し、飢える者はますます飢える。これが資本至上主義の現実です。政治家にとっても資本家にとっても都合のいい現実なのです。だから現状はなかなか変えられないのです。この危機を救うのは資本至上主義にどっぷり浸かり麻痺してしまった政治家や資本家ではなく、その対極にいる心ある人々ではないでしょうか。
ガンガン空調の効いた部屋でのんびりしている間、地球は痛んでいることをお忘れなく。