リスクを許容しないパターナリズムの介護

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コロナ前のことですが、ヨーロッパの高齢者の住まいを視察した研究者のお話しを伺ったことがあります。その話の中で一人の研究者がこう話されました、「最も印象的であったのは、高齢者の自立して暮らす意欲や覚悟でした。一定のリスクを許容し、人生の主体であることを決して手放さない態度、でした。」と。
翻って日本ではどうでしょうか、この地域で感じることは一定のリスクさえとろうとはせず「安全安心」が最優先され、少しでもリスクを感じると大事になってしまう狭量な社会風土がありませんか。この頑なまでの考え方が、高齢者の生きづらさにつながっているように思えてなりません。そのことが世界に比べて高齢者の欝や自殺者の多さが際立つ要因になっていることは否めないと思いますがいかがでしょうか?

参考文献 日本老年医学会 高齢者の自殺(2012)

 

 

 

←スタッフによる恒例のクリスマス演奏会が行われました。(12月25日)

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