失敗を許さない社会はどうなるのか?

神経症な人がいます。心配事が小さい心を占領し、ノイローゼ気味で体調を崩してしまいました。心配で食事ものどを通らない、だんだん痩せてきました。こうなったのは、自分のせいではなく、誰かのせいだと。
ある程度、人生を生きてこられた人にとって、この世の中にこれが絶対正解だということはないということは了解されていると思われます。時代と共に価値観やルールが目まぐるしく変化するのが世の常です。
一体何が「正解」なのか、それは「人」を相手に考えると、あらぬ感情に揺さぶられて判断を誤ります。なので「人」ではなく「天」を相手にすることで、すっきり閃くものが光のように見えてくるように思えます。それは「天明」かも知れません。
混沌とした世の中にあって、これが正解ですと胸を張って言えることってほんの僅かでしかないでしょう。

先の神経症の人は「失敗を許さない」タイプなのかも知れません。
相変わらず、日本は自殺大国です(先進国で第一位、厚労省2018年)