海の日

連日の猛暑で弊施設もエアコンがフル稼働です。散歩しようにも高齢者には危険な暑さで、空調の効いた施設内でゆったりと涼んでおられます。それにしても、どこまで地球は暑くなるのでしょう、このところ毎年、最高気温が更新されてますね。40℃近くの気温は昔訪ねたインドを彷彿させます。インド旅行の土産話にインドの気温40℃の世界を自慢げに話したものでしたが、今の日本で当時のインド並みの否、それ以上かもしれません。この異常な気候は地球の異変を誰もが身をもって感じますね。

ただ、人間の叡智は必ず進むべき道にたどり着くと信じております。資本至上主義が少しその潮目を変えてきたことでその変化の兆しが見えてきた気がしませんか?

「海の日」…… 子どものころ海辺で水平線の彼方に浮かぶ船を見てどこの国から来た船なのか小さい船がだんだん大きくなる様子をぼーっと眺めていた遠い夏の日を思い出します。

第9波は超ド級か?

今年も後半戦に入りました。コロナの呪縛が解かれて、観光地は以前の賑わいを取り戻している様子で喜ばしいことだと思います。ただ、水を差すようで恐縮ですが、コロナが終わっているのではなく、今も気味の悪い動きを見せておりますね。コロナ感染者の増加で沖縄では医療が逼迫しているとも聞いております。弊施設でも去年の夏は大嵐が吹き抜けました。今年も例外ではありません、確実に9波はやって来ます。それも多分、「超ド級」、マスクを外している人が増えて「3密」状態に危機感が低下しているからです。

大波が来ない事を祈りつつ、今宵七夕の夜空を仰ぎます。

人手不足 どうする家康?

介護業界だけが人手不足ではないようです。少子高齢化の影響が至る所に出てきました。さて、どうやって手を打つか、賃金を上げれば解決されるような状況でもない。労働人口の絶対数が減少傾向なのだから、根本的な解決にはならない。ではどうする(家康w)?

「生産性を上げる」これに尽きるのではないでしょうか。ただ、介護の仕事は生産性向上=機械化することが難しいと言われております。確かにそうです。おむつ替えが機械化されたら半分の人員は削減されるかも知れません。でも、まだそんな技術はありませんね、残念ながら。私どもが現在取り組んでいる生産性向上の1つに見守りのテクノロジーの導入があります。機械にできることは機械にさせて、人にしかできないところを人がする。昨年の12月に竣工した「メットライフ財団x日本財団支援・さっちゃんち」は当初から人手に頼らず、そのためにはいかに最新のテクノロジーを導入するか、さっちゃんちをその舞台にしようと考えてきました。かなり高額な出費になりますが、将来を見据えたロボテックの先行投資と思っています。更に、介護の制度設計も根本的に見直すタイミングでもありますね。お堅い国がどう柔軟に判断できるのか、そこに掛かっています。

さて、今後どんなロボットが登場し、人手不足をどうするか?お楽しみに。

漂流介護

あっちこっちの介護サービスをとっかえひっかえ、どこに行っても満足することはなく、短期間でお止めになって流転していくご利用者さん家族をよくお見掛けします。利用者のご本人はいたって穏やかに過ごしていてもご家族の都合で介護サービスの漂流の旅が続いているようです。最近では、介護サービスを利用することに後ろめたさを感じている方はあまり見ませんね。それだけ、介護サービスを積極的に利用しようとする意識が根付いてきているのでしょう。ただ、介護にお金を掛けることに価値を置かない様子も多く見られます。お金の使い道はそこではなくて、介護以外のモノやコトに消費し、介護にお金は掛けたくない、そんな意識がまだまだ感じられます。介護保険が制度化されて20年余り、超高齢化社会の到来で、可処分所得の重要な使い道の1つに介護サービスを挙げ意識して家計を切り盛りしていく時代感覚が欠かせない世の中になってきていませんかね。家計の中にしっかりと介護サービスを位置付け他の娯楽サービス以上に十分な予算を立てて漂流しない介護で安心な老後を望みたいですね。

スタッフも利用者も超高齢化

そうです、ご利用者だけではありません、介護現場のスタッフも高齢化の波がドッと押し寄せています。そこで考え方を改めました。その波に乗って元気な高齢者にターゲットを絞ります。年齢無制限、元気であれば何歳でも即採用!

労働人口減少の中で、このくらいの覚悟を決めて人材を考えないと組織は成り立たなくなりそうです。スタッフの高齢化に伴い生産性の低下は免れません。そこで今取り組んでいるのが介護のロボット化です。今年度から3年間で最新の介護ロボットを導入していく計画です。その第一弾が間もなく現場に導入されます。高齢のスタッフでも安心してケアに向き合える環境を整備して、支える側の超高齢化に立ち向かいます。

子連れ孫連れ勤務再開したら

そしたらこんな風景になりました。

更にこんな副次効果が

ある認知症の利用者さんの様子が激変

保育士の経歴のあるその方

遠くで見ているとその言動がまさに保育士さんそのもの

その母親スタッフにも厳しく子育て指導しておりました。

副次的ではなく本質的効果かも。

さくら散る

コロナ感染がなくなるわけではありませんが、ご家族などのご理解を得られればそろそろお出掛けと思っていますが。リスクを考えてしまい二の足を踏みまくっています。せっかくの桜もすでに散り始めてますね。慣れてきたなと期待していたスタッフも桜と共に何処かへ散っていきます……。

腐敗が報われ正直が犠牲になるとき

そんな世の中だったら真面な人は誰一人生き残れない。あってはならない現実と思うが寄生虫みたいな輩は何処にでもいる、それも公正中立の仮面をつけたあなた方のよく行く場所にも、だ。ただ、まっとうな世の中では寄生虫はいずれ排除される運命を辿るもの。逆に寄生された個体は抗体を得て更に生命力を増強させることになる……クレバーな頭脳と志があればだが。

多読してもわかりません

巷に溢れんばかりの書物、名著と呼ばれる本を何冊読んでも惑うばかり、次々に新刊を手にとってもいつの間にか惑っている自分がいるだけ。……答えなんてどこにもないのか。現実がただ動いているだけ、そう割り切った方が楽ちんですね。「人生はこういうものだ」ってガチガチの価値観を持ってしまうと生きることが辛くなる。それはあなただけの「妄想」かも知れません。それより風になびく柳のようにしかもしっかりした根っこで動じない、そんな柔軟でカッコイイ生き方したいものです。書物よりも自然から学べることも多いと感じる今日この頃。でも、読書で戸惑いながらも模索は続くよどこまでも……

なんだかなぁ~

24節気の「雨水」を迎え、春ももうすぐやって来ますね。厳しい冬を乗り越えた種たちは芽吹きの準備をしています。きれいな花を精一杯咲かすために力を蓄えているのでしょう。四季を通して自然界の大きなうねりの中で、植物たちは懸命にその命をつないでいきます。

それに引きかえ人間ときたら、私利私欲にまみれ、その究極の姿が「戦争」。相変わらず経済成長だの賃金上昇だの、成長神話に毒されたお偉方の空論は聞き飽きた。どうして、もう経済成長は望めません、それどころか減速し縮小しますと正直に言えないのだろうか。技術革新等の進化や変化は必要だけど貪欲に「経済成長」を追求する必要があるのか。底なしの経済成長を求める先には何が待ち構えているのか、少なくとも豊かな姿は想像できない。「環境破壊」「戦争」……なんだかなぁ~。